簡単な耐震補強で不安が減りました!
リフォーム01
繊維シート工法による耐震補強
築35年の木造2階建て木造の古い家なので地震に耐えられるかいつも大変不安に思っていました。
阪神大震災の後に屋根を瓦からコロニアルに変えて軽くはしましたが、家本体に耐震補強をするとなると、いくら市から補助が出るといっても何百万円もお金がかかってしまうので、とても無理と諦めていました。
そんなとき、小松建設さんから「繊維シート補強工法」というものを教えていただきました。
家が壊れないように完全補強するのではなく、万一家が壊れても、倒壊を防いで生存空間を確保するという、いわば、命の最低保障的な補強とのことで、簡単にできて費用も非常に安く抑えられるとのことでした。
家ももう古いですし、この先を考えますと、家の補強に多額を費やすより、生活費や建て直しをメインに考えた方がよいと思い、施工をお願いしました。
工事期間は、接着剤を乾かすのに時間がかかるので数日かかりましたが、1日の工事は数時間ほどで、家の外で行われるため、生活していても何の支障もありませんでした。
繊維シート工法による耐震補強の施工の様子
1:家の外壁の隅のモルタルを切って柱を露出
2:柱と基礎を繊維シートでつないで接着(※ガムテープは接着剤が乾くまでの補助です)
3:ふさぎます
4:モルタルを塗ります
5:塗装して完成
これは別の部分の施工の様子です
工事をしたと全くわからない仕上がりです
この時お願いしたのは繊維シートの工事だけだったのですが、下見に来てくださった職人さんが、駐車場上の鉄骨の状態が悪いと見つけてくださり、あわせてここも補強をしていただきました。
また、風呂場の部分は柱が腐っていたのが見つかったのですが、社長がすぐに飛んできて見てくださり、その場で対処を考えてくださいました。
お陰さまで2011年3月の東日本大震災の時は、その後、余震もかなり続きましたが、最低限の保障工事がしてあるということで安心でした。
近所に同時に建売された家がありますが、そちらでは少し物が落ちてきたり壊れたりしたそうですが、我が家は一切被害がありませんでした。
いろいろ配慮いただき、親身になって工事をしてくださり、ありがとうございました。
(2010年 西東京市)